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らんの育て方

セロジネ

栽培カレンダー

貴婦人のドレスを思わせるエレガントなセロジネ

属名:セロジネ(Coelogyne)
分類:ラン科セロジネ属
原産地:東南アジア一帯
花言葉:粋な計らい

ヒマラヤ山脈の麓からインドネシアやフィリピンまでの東南アジア一帯に広く分布する着生蘭です。

近年では、「セロジネ」と言うだけで白い花を弓なりに咲かせる種類を意味する事が多いのですが、実はセロジネ属の中には200種を超える原種があり、寒さに非常に強いタイプから、暖かくないと育たない種類まであり、花色も緑や茶色、ベージュなど多種多様です。

ここでは、最も一般的な、低温に強く冬~春に白い花を咲かせるタイプについて解説します。

セロジネを上手に育てる3つのポイント

風通しの良い場所で!直射日光にも注意

春から晩秋までは戸外で栽培します。直射日光では葉焼けを起こしてしまうので、50%程度の遮光ネットを利用し、その下で栽培しましょう。
また、風通しの悪い場所は株が嫌がりますので、その点にも注意してください。
晩秋~初冬、外気最低温度が10度を下回るようになってきたら、室内に取り込みましょう。

水が大好き!シャワーのようにたっぷりと

セロジネは、とにかく水が大好きです。数ある洋蘭類の中でも一番好きかも知れません。
真夏は1日に2~3回、シャワーのように水をかけてあげると喜びます。
冬でも完全に乾く事がないよう、水苔の表面が乾いてきたら、すぐに水を与えるようにしてください。

置き肥と液体肥料の組合せがおすすめ!

油かす系の固形肥料(置き肥)と、液体肥料との組み合わせがおすすめです。
春、新芽が伸び出したら、規定倍率に希釈した液体肥料を与え始めます。これを1週間~10日に1回、9月下旬まで続けます。
固形肥料は、新芽が一番よく伸びる5~7月、取り替えながら1ヶ月に1回与えます。

もうすぐ開花!そんな時期のお手入れ方法

秋深まる頃に株が完成し、その後室内に取り込み、しばらくしてから花芽が伸び出します。

寒い冬の間に花芽が出始めるケースが多いので、花芽が見え始めたら極端に寒くなる場所は避けましょう。最低でも、室温を5度以上に保てるようにしてください。

特に、花芽が伸び、つぼみが見え始めたら、水を切らさないように注意します。水切れは、綺麗に開花できない要因の一つにもなりますので気をつけましょう。

セロジネを、より美しく、より健康に、育てよう!

セロジネをもっと上手に育てるポイント

セロジネは、寒さに強い植物なので冷涼な気候を好みます。そこで、暑い夏をいかに元気よく過ごさせるかが、上手に育てるポイントになります。

夏に外気温が上がってしまうのは防ぎようがありませんが、株の体感温度を下げる事は可能です。遮光ネットを張り、風通しの良い場所で管理し、まめに株の上から水をかけます。

真夏に関しては、水を1日に2~3回かけられると良いでしょう。また日没後のシャワーは特に効果的で、人間同様、日中に上がってしまった体温をクールダウンする役目があります。

良い株の見分け方

色・ツヤが良く、バルブにしっかりと張りのある株が良い状態です。

生長期である夏の間に、十分な水と肥料を得られた株は、秋になるとバルブが丸々と肥ってくれます。

バルブの充実度が足りないと、花芽が上がってこない事もありますので、購入時にはバルブがよく肥っているものを選ぶようにしましょう。

また、ご自宅で栽培中の株は、春に出た新芽が前年のバルブと同等か、それ以上に大きく育っていれば、まず夏越しに成功したと言えるでしょう。

植え替えに挑戦してみよう!

前述の通り、セロジネは水の大好きな蘭です。従って、植え込み材料が他の蘭よりも早く傷みがちです。

基本的には水苔を用い、プラスティックの鉢で栽培しますが、その水苔が腐ってくる事により根を傷める場合があるので、2年に1回の植え替えがおすすめです。

また、不必要な株分けは極力避け、管理可能な範囲で、どんどん大きな株に育てていきましょう。

新芽の本数が増え、全体のバルブ数が増えるという事は、一度に沢山の花を咲かせられる可能性が大きくなります。ぜひセロジネの大株作りに挑戦してみてください。

植え替えのポイント(1)

新芽を傷つけないように注意しながら、植わっている鉢から抜きます。抜きにくい場合には、鉢の周りをよく揉みほぐしてみてください。

植え替えのポイント(2)

古い水苔を全て取り除き、傷んだ根を整理します。黒ずんだ水苔はもちろん、糸状になっている根を切り落として、根周り全体を綺麗にしましょう。

植え替えのポイント(3)

新しい水苔を用い、まずは剥き出しになった根の中心部に押し当て、根を広げます。その後、根周り全体を覆うように水苔を巻き付けてください。

植え替えのポイント(4)

新芽の前に水苔を多めにつけ、これから育っていく部分を確保し、一回り大きな新しい鉢に植え付けます。この際、一番古いバルブが鉢の縁につくように調整します。

監修:江尻光二

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