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らんの育て方

デンドロビューム

栽培カレンダー

多種多彩でバラエティ豊かな表情を持つデンドロビューム

デンドロビュームは、東南アジアからニューギニアに広く分布する着生蘭で、約1000種以上の原種があります。属名はギリシャ語で『樹(dendron)に生ずる(bios)』という意に基づき、1799年にOlaf Swartzが命名しました。

花色や花形、株の姿、大きさ、性質もさまざまで、それぞれ栽培環境も異なります。ノビル系、キンギアナム系、デンファレ系、ニューギニア系、フォーモサム系などに分けられ、ノビル系は耐寒性があり、栽培しやすいことから、初心者向けの蘭として人気があります。

多くの種が冬〜春咲きですが、夏咲きや不定期に咲くものもあります。

デンドロビュームを上手に育てる3つのポイント

種類によって好きな環境が違うので注意!

ノビル系やキンギアナム系は、外気最低温度が15度以上になる5月頃から風通しの良い屋外へ出します。また、高温を好むデンファレ系は6月以降に屋外に出すと良いでしょう。

秋~春は30%程度の遮光、夏場は30~50%程度の遮光をして、葉焼けを防ぎましょう。種類によっては、直射日光のほうが良く生長するものもあります。

冬場は、ノビル系、キンギアナム系は5度以上。デンファレ系は15度以上を保ちましょう。

春~秋はタップリ水を!冬場は乾かし気味に

春から秋の成長期は、植え込み材料の表面が乾いたらタップリ水を与えるのが基本です。夏場の気温が高い時などは、夕方以降に水を与えます。冬場は休眠期なので、7日〜10日に1回を目安に水を与え、乾かし気味に管理します。

肥料は多く与えすぎないように!

油かすと骨粉などが配合された固形肥料1~2個を春に一度くらい与えます。
肥料が多すぎると、高芽などが出て、花数が少なくなったりしますので、注意してください。

もうすぐ開花!そんな時期のお手入れ方法

つぼみが出てきたら、水切れや乾燥に注意し、植え込み材料が乾いたら、タップリと水を与えます。 花を摘む時は、しおれた花から花だけを手でつまんで取るか、消毒薬で殺菌したハサミ、又はライターなどで焼いたハサミで花だけを切ります。

デンドロビュームを、より美しく、より健康に、育てよう!

良い株の見分け方

株や葉がしっかりしていて、新しいバルブが古いバルブよりも生長した株、または、同じくらい生長した株を選びましょう。

つぼみが多いものは、環境の変化により咲かない恐れがあるので、五分以上咲いたものを選びます。

家のデンドロビュームに害虫が!そんな時でも慌てずに!

花の咲いている時やつぼみの時、また、新芽が出始める時期はアブラムシやナメクジの食害に注意します。

風通しが悪かったり、乾燥すると葉の裏にカイガラムシやハダニがつきやすいので注意します。

アブラムシは、発見したらすぐに殺虫剤で駆除してください。カイガラムシは発生したら、歯ブラシなどで落とし殺虫剤を散布します。

ハダニは水やり時に葉の裏側にも水をかけるようにすると、つきにくくすることができます。ナメクジは見つけたら捕殺し、薬剤を散布してください。

植え替えに挑戦してみよう!

植え替えは2~3年に1回、春に行います。

目安は、鉢からバルブがはみ出してしまったり、植え込み材料が古く傷んできた株を植え替えします。

春になって暖かくなってきてからの植え替えが基本ですが、株が弱っている場合には、真冬を除き、早めに植え替えをしましょう。

購入時、何株か寄せ植えになっている鉢は1株ずつに分けて植えましょう。

監修:井出光俊

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