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らんの育て方

エピデンドラム

栽培カレンダー

うまく咲かせれば3ヶ月も花を楽しめる着生蘭

属名:エピデンドラム(Epidendrum)
分類:ラン科エピデンドラム属
原産地:中米~南米
花言葉:浄福
誕生花:不明

カリブ海の中米から南米にかけて広く分布する日光の大好きな着生蘭です。

エピデンドラム属には、約1000種の原種(野生種)がありますが、日本では細長い茎の頂部にボール状の花を咲かせるラディカンス系の交配種が最も一般的です。

一輪一輪は小さな花ですが、花を咲かせながら先端部が更に上に伸び、次々と蕾を作っていくため、長い時には3ヶ月以上も花を楽しませてくれます。ここでは、このラディカンス系について解説します。

エピデンドラムを上手に育てる3つのポイント

置き場所

春から秋までは戸外で栽培します。真夏の直射日光では葉焼けを起こしてしまうので、30~40%程度の遮光ネットを利用し、その下で栽培します。秋、外気最低温度が15℃を下回るようになったら、日の当たる室内に取り込みましょう。

水やり

比較的、水を好む蘭です。完全に乾く事の無いよう、年間を通して管理しましょう。基本的には、植え込み材料の表面が乾いたらすぐにタップリと与えます。真夏は、ほぼ毎日になるでしょうし、真冬は5日~1週間に1回程度でしょう。

肥料

春、新芽が伸び出したら液体肥料を与え始めます。規定倍率に希釈したものを一週間~10日に1回、9月下旬まで続けます。固形肥料は、新芽が一番よく伸びる4~6月、一ヶ月に1回取り替えながら与えます。

もうすぐ開花!そんな時期のお手入れ方法

前述の通り、一度咲き始めると次々と蕾を作っていく特徴があるので、開花期は完全に水が切れぬよう、気を付けて管理しましょう。
一輪目の開花から、ボール状になるまでには、約1ヶ月かかります。水切れを起こすと、綺麗なボールにならないので気を付けましょう。
また、最近の品種では、寒い冬の間に花芽を伸ばしてくるタイプもあります。夜間最低温度を15℃以上保てる場合に限っては、冬であっても薄めの液体肥料を与えると、より良く蕾を咲かせ続けてくれます。

エピデンドラムを、より美しく、より健康に、育てよう!

良い株の見分け方

色・ツヤ良く、茎や葉にしっかりと張りのある株が良い状態です。また、株元がグラグラしている株は、根が十分に張っていない可能性が高いので、購入時には気を付けましょう。

エピデンドラムは、株の状態が完調でなくても、ある程度育ったところで花芽を伸ばしてくる事が良くあります。上記注意点をよく観察しながら購入株を選びましょう。また、自宅で栽培している株に関しては、その年の茎が前年のものよりも長く太く育っていれば、まず成功と言えるでしょう。

家のエピデンドラムに害虫が!そんな時でも慌てずに!

エピデンドラムには、主に3種類の害虫が付きやすい蘭です。

1つ目はアブラムシです。開花期である春は、気温の上昇と共にちょうどアブラムシの動きが活発化します。発見次第、駆除剤ですぐに退治しましょう。放っておくと大量発生してしまいます。

2つ目はカイガラムシです。アクテリック等の薬剤で駆除する事も必要ですが、風通しの良い場所に移動する事も重要です。

最後はナメクジです。ジメッとした環境で発生しやすいので、カイガラムシ同様、置き場所の改善と共に誘引剤で駆除しましょう。

植え替えに挑戦してみよう!

エピデンドラムは、比較的植え込み材料を選ばない蘭です。

プラスティック鉢にバーク植え、素焼き鉢に水苔植え、どちらでも栽培可能ですが、ここでは鉢内の乾き具合が分かりやすい水苔植えについて説明します。

植え替えのポイント(1)

新芽を傷つけないように注意しながら、植わっている鉢から抜く。抜きにくい場合には、鉢の周りをよく揉みほぐす。

植え替えのポイント(2)

古い水苔やバークを全て取り除き、傷んだ根を整理する。黒ずんだ水苔はもちろん、糸状になっている根を切り落とし、根周り全体を綺麗にする。

植え替えのポイント(3)

新しい水苔を用い、まずは剥き出しになった根の中心部に押し当て、根を広げる。その後、根周り全体を覆うように水苔を巻き付ける。

植え替えのポイント(4)

新芽の前に水苔を多めに付け、これから育っていく部分を確保し、一回り大きな新しい鉢に植え付ける。この際、一番古いバルブが鉢の縁に付くように調整する。

監修:江尻光二

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