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らんの育て方

パフィオペディラム

栽培カレンダー

ひと味違う蘭の代表

属名:パフィオペディラム
(Paphiopedilum)

パフィオペディラムは派手さはありませんが存在感がある花です。自生地は、東南アジアから中国南部までのアジアの広範囲です。

蘭のなかではシンビジュームやオンシジュームと違い、水分や栄養分をためるバルブをもたない種類です。

そのため、常時湿度が保たれた環境に自生しています。今までは地味な色彩が多く見られましたが、最近ではグリーン、ピンクや黄色などの新しい色彩もふえ人気が出てきています。

パフィオペディラムを上手に育てる3つのポイント

水やり

パフィオペディラムはバルブがないので植え込み材料の表面が乾いたとき行います。1回の水やりの量は鉢の大きさと同じ量をゆっくりとしみ込ませるように行います。気温が上昇してきたら水やりを増やしましょう。ホースなどでたっぷり与えてもOKです。反対に気温が下がってきたら1回の水やりの量を減らしましょう。すべては鉢の中の乾き具合がポイントです。しっかり観察しましょう。

置場

外気温が15℃以下になったら室内で15℃以上になったら戸外で管理します。室内では日当たりが良いところは、30℃以上になることもあります。株を蒸らさないようにしましょう。パフィオペディラムは強い日差しは大敵なので斜光にも注意してください。風通しが良く半日陰が1年を通して最適です。

肥料

肥料は5月~7月中旬、9月~12月の2期に分けて液肥を行ってください。希釈倍率は1000~3000倍ぐらいがいいでしょう。また、置き肥を5月中旬になったら1回行ってください。この時、元気に根が伸びていることを確認してから行いましょう。

もうすぐ開花!そんな時期のお手入れ方法

花を切る位置

10月~11月ぐらいになると葉と葉の中心から蕾が見え始めます。花茎が伸び始めて花が開き始めてきたら支柱を添えてやりましょう。花が開き始める時が支柱の一番良いタイミングです。花が開いてから支柱を行うと花の重みで下を向いてしまったりするのでタイミングが重要です。花を切る時期は、花が満開になって1カ月ぐらいがいいでしょう。消毒したハサミで根元から花茎を切ってください。切った花は花瓶に入れれば1カ月ぐらいは切り花で楽しめると思います。

パフィオペディラムを、より美しく、より健康に、育てよう!

病気かも・・・・と思ったら

パフィオペディラムで一番多い病気は軟腐病です。株元や葉が茶色くなったかと思ったとたん、患部が茶色く水気を帯びた状態になります。発生すると1日、2日の間にどんどん進行し、そのままにしておくと枯れてしまいます。殺菌剤の散布を行いましょう。

また、葉の中央あたりが白く変色し茶褐色に変わってきたら葉焼けです。進行を止めるために殺菌剤を散布するとよいでしょう。

家のパフィオペディラムに害虫が!そんな時でも慌てずに!

一番害虫が多いのは外に出して室内に移動する秋です。ナメクジ、ダニ、カイガラムシなどの害虫を駆除しましょう。 新芽が伸び始める春先はアブラムシが発生しやすくなります。ダニやカイガラムシは見つけたら殺虫剤を散布しておきましょう。

植え替えに挑戦してみよう!

植え替え前

パフィオペディラムの植替えの時期は、4月上旬です。室内の最低温度が15℃以上になったところが目安です。

新芽がではじめてから少したって新根が出てきます。
この時間差の間に植え替えを行うと根痛みがなくスムーズに育ちます。
開花中の株は花が終わるまで待って植替えましょう。

植え替え前の鉢と植え替え後の鉢

植え替えのポイント(1)

植替えは鉢のサイズを1サイズだけ大きくするのがポイントです。根が傷んでいるときは植え込み材料を新しく換えて同じサイズの鉢に戻してもOKです。

鉢を抜いたところ

植え替えのポイント(2)

今まで植わっていた植込み材料と同じもので植え込むのが良いでしょう。

株元の高さを確認

植え替えのポイント(3)

新芽や下葉を植え込み材料の中に入れて行います。深植えはやめましょう。新芽が腐ったり下葉が茶色くなってきますので。

植え替え完成

植え替えのポイント(4)

植替えを行うと必ず根が折れてしまいます。植替え後1カ月ぐらいは今までの水やりの量の半分ぐらいをこまめに行ってください。根が再生するのが早くなります。

監修:髙橋昌美

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